吉本ばななさんの「夢について」
三連休だというのに、世の中は少し静かな様子。
コロナウイルスの世界的な感染拡大を目にして、少し不安になる今日この頃。
今日は燃えるゴミの日だったから8時ごろ外にでると、ぶ厚い雲の合間を縫って射す光、
寒くも暑くもない空気、淡い色の空がとても心地よかった。
私の好きな空気だった。
午前中は窓のそばで空の移り変わりを見ながら読書した。
吉本ばななさんのエッセイ「夢について」を再読。
何度も読み返している1冊。
文章が良いのはもちろんのこと、原マスミさんによる挿絵がまたたまらなく大好き。
心をくすぐる可愛さがある。
私も今までにいくつか不思議?な夢をみた。
夢の中で母は珍しくホットケーキを焼いていた。
とても楽しそうに焼いてる母。私はダイニングテーブルに着いてホットケーキが焼けるのを待っていた。
母が「はい」と言って、私の目の前に差し出したお皿の上にのっていたのは、ホットケーキではなく、トーストだった。
「え?ホットケーキ食べさせてくれないの?」と思ったところで目が覚めた。
母にこの夢のはなしをLINEで送った。
すると母からの返信は・・
「新しいフライパンを買いました」
「ホットケーキミックスあります」
新しいフライパンを買い、そのフライパンでホットケーキを焼くつもりでいたそうな・・・
新しいフライパンの蓋を使って、ホットケーキをひっくりかえしてみたかったそう。
夢の中の母が楽しそうだったのは、新しいフライパンを手にしたからだったのだと思う。
そしてあまりにもウキウキしてたから、そのイメージが私の夢の中に侵入してきたのだろう。
人の想いって結構、直球で「ポーン」と簡単に届くものなんじゃないかと思う。
そして、親しい人とは目に見えないところでもちゃんと繋がっているんだなと思った。
今度は誰の想いが夢という形で届くのか楽しみ。
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